自然には癒しの力があります。自然の一部である私たちが、パワースポットなどの自然に触れるとき、神さまのエネルギーと同じ無限の愛、無償の愛エネルギーから成る自然(山や木々や花、川や海など、)との間で、エネルギーワークを行っています。不安、苦しみといった負の感情や、過労、ストレスなどにより奪われたエネルギーを充電しているのです。
人は癒しを必要としていますが、何によって癒されるかは人それぞれです。先に述べた自然以外にも、犬や猫などの動物、赤ちゃんや子ども、人の優しさや笑顔など無限にありますが、すべてに共通していることは、そこには愛があるということです。したがって、愛のない世界で生きている人は、癒しのエネルギーを受け取ることができません。だから自然を美しいと感じることも動物や赤ちゃんを可愛いと思うこともないのかもしれません。
何かを美しいと感じるとき、そこには神さまがいます。朝陽が昇り夕陽が沈むとき、満月が東の空に顔を出すときなどに、ひときわ大きく見える太陽や月。太陽の光が水面に反射してキラキラと輝くさま。満開の桜の花びらが舞い散るさま…といった自然美。そこには、色、音、匂いがあり、すべてが美しく光っているのです。そのものから溢れ出ている愛エネルギーの姿が光になります。その神々しいエネルギーこそ神さまなのです。天照大御神、月夜見命、瀬織津姫、木花咲耶姫など、この神聖なエネルギーに神の名をつけ崇めてきたのが日本神道の世界です。そして人も然り。周りのことなど気にせず、意のままに遊びに興じる子どもたちや、仲睦まじく寄り添う老夫婦の姿などに美しさを感じます。また、純粋な心で情熱をもって生きている人、だれかのために何かをしている人は、心のうちにある愛エネルギーが溢れ出ているため、キラキラと輝いています。「人として美しく生きること」これが神さまから人間に与えられた課題ではないでしょうか。
自然(生命)がもつ美しく輝くエネルギーを、三次元を超えた感覚で受け取り、天賦の才をもって表現した人が童話作家で知られる「宮沢賢治」です。彼は「十力の金剛石」という作品のなかで、自然界のすべては光輝くエネルギーで満ち溢れているという真理を描いています。「宝石の雨」や「光の丘」といった描写においては、賢治が紡ぎ出した言葉から、美しい色、音、匂いまで感じ取ることができます。ぜひ一読されることをお勧めします。ここでは一部引用させていただきます。
「十力の金剛石は露ばかりではありませんでした。碧いそら、かがやく太陽、丘をかけて行く風、花のそのかんばしいはなびらやしべ、草のしなやかなからだ、すべてこれをのせになう丘や野原、王子たちのびろうどの上着や涙に輝く瞳、すべてすべて十力の金剛石でした。あの十力の大宝珠でした。あの十力の尊い舎利でした。」
賢治の作品は、どれも神々しく心が洗われる気分になります。
このように、神さまが創造した自然界には無限のエネルギーが満ち溢れており、そこには目に見えないエネルギー体である天使の存在を感じることができます。多様に存在する天使のうち、愛と癒しのエネルギーを表したものが岩玉(パワーストーン)「癒しの天使」になります。癒しをもたらす身近なパワースポットとしてお使いいただけると嬉しいです。